あそびラボとしての営業を終了します。(まなびに特化した学童保育「スタディラボ」は継続します。)

あそびラボの運営者、思い、経緯

シェアキッズスペース あそびラボ に興味をお持ちいただきありがとうございます!

あそびラボは、私が小学校の頃の「もっと広い場所で、プラレールで遊びたい!」という、たったそれだけの思いが出発点です。

もちろんプラレール以外にもいろいろなおもちゃや絵本を準備しています。みなさんにとって懐かしいおもちゃも準備していますので、ぜひ童心に返り、思いっきり遊んでみてください!

また保護者向けの設備も充実させました。一緒に遊ぶも良し。少し仕事をするも良し。イベントに参加する/イベントを実施するも良し。こども達が来ることを前提にしていますので、みんなが自由に気兼ねなく過ごすことができると思います。

現在は以下の運営者が個人事業主として運営しています。運営者自身や、運営者の思い、これまでの経緯などについていろいろ書きましたので、もし興味あればご覧ください。

運営者について

代表の片寄貴之(かたよせたかし)です。
ねぶた祭りで知られる青森市出身。自宅から自転車で20~30分も走れば、ねぶたを見ることができました。夏は海で釣りをし、川で魚を取り、萱野高原(萱野茶屋)で虫を取り、工藤模型アムゼでミニ四駆を走らせ、冬は雲谷(もや)スキー場八甲田スキー場でスキー。青森市立筒井小学校では、スキーを持って行ってスキーの授業もありました。

現在はさいたま市大宮区在住。5歳と3歳(いずれも男児)の父です。※2018年時点

あそびラボを作るきっかけ

幼い頃の思い

最初のプラレールは、僕自身はもちろん覚えていませんが、叔父さんからもらったプラレールだと聞いています。叔父さんが幼い頃に遊んだものらしいので、たぶん1960年台。プラレール初期で、レールの溝がまだツルツルだった時代の物です。

覚えている限り小学校高学年でも遊んでいました。8畳の部屋いっぱいにプラレールを広げ、リビングや廊下まではみ出させて遊んでいた記憶があります。ただ遊べる広さにも、レールの数にも、橋脚の数にも、車両の数にも限度があり、「もっと広い場所で、もっとたくさんのプラレールで遊びたい!」といつも思っていました。また、数が多ければ多いほど、夕ご飯前の片づけは実はちょっと憂鬱でした。。。

大人になって、違う魅力を感じた

やはり、中学校、高校、大学、社会人と進む過程では、プラレールのプの字も出てきません。30代になり、こどもが生まれ、青森の実家に帰った時、実家に残っていた当時のプラレールをこどものために持って帰ってきたことで、なんというか歯車が動き出したと言いますか、そこからちょこちょこプラレールを買い足して一緒に遊び始めます。

やっぱり楽しいんですね、プラレール。

ただ単につなげて遊ぶだけでなく、見た目の綺麗さにもこだわるようになりました。線対象のレイアウト点対称のレイアウト二重らせんレイアウト。大きくなればなるほど、きちんと全体を考えないと、正面衝突したり、全てのレールをまんべんなく走らないレイアウトになってしまいます。

幼いころとは違う魅力も感じ始めました。

三つ子の魂百まで

自宅の子供部屋は6畳。やっぱり幼い頃と同じように「もっと広い場所で、もっとたくさんのレールで遊びたい!」と思うわけです。

すでに閉店されているのですが、埼玉県川口市に「にじいろトレイン」という、プラレールが大量に置いてあり、レイアウトも組んであって遊べるキッズスペースがありました。次男が生まれたばかりだというのに、長男と喜び勇んで、もうウキウキで遊びに行ったのですが、残念ながら2016年3月27日に閉店されました。

埼玉県内だけでなく、近隣も含めていろいろ探したのですが、

  1. 大量にレールや車両がある
  2. 電池交換してくれる
  3. 壊れていない
というような、きちんと管理された環境でプラレールで遊べる場所って、実はほとんどありません。そういう意味では、にじいろトレインは本当に貴重な場所でした。

「無いなら、自分で始めれば良いじゃんね。」

そんな安易な考えから、大量にプラレールを買い込み「電車おもちゃで遊ぼう!」というイベントを始めました。このイベントは2016年5月くらいから約1年間続けることになります。

イベント「電車おもちゃで遊ぼう!」

第1回目は、大宮駅から徒歩1分にある貸会議室6Fをお借りし、第2回目以降は、WOW!TOWN大宮のキッズスペースをお借りし、実施しました。

MEMO
WOW!TOWN大宮は、中古車のガリバーが運営する「車選びのテーマパーク」です。単なる車の展示場ではなく、カフェやキッズスペースを併設し、家族で楽しめる場所です。実は、洗車やオイル交換などの整備もしてくれるので、こども達がキッズスペースで遊んでいる間に1階のカフェで一休みし、その間に洗車をしてもらうなんてこともできます!

「もっと広い場所で、もっとたくさんのレールで遊びたい!」
同じような思いのこども達、保護者の方がたくさんいらしてくださいました。

※WOW!TOWN大宮でのイベントの様子

WOW!TOWN大宮のキッズスペースはざっと見て100平米くらいあり、かなり広いです。床いっぱいにレールを広げ、橋脚を使い立体的にレールを広げて遊べる場所は、とても好評でした。僕が持ち込んだのはプラレールだけなのですが、もともと準備されているトミカやブロックと組み合わせて遊んでいるこども達がいたこと、一部の女の子はプラレールにあまり興味を示さないことが印象的でした。

プラレールという共通の趣味もあり、僕もこども達と遊ぶことが好きなので、僕にとっても非常に楽しい時間でした。ただ、人はやはり欲がでるもので「もっと大きいレイアウトを、壊さなくて良い場所で」という思いが、イベントの回数を重ねるたび出てきました。

解決策はたった1つ。自分でキッズスペースを作ることです。

あそびラボの店舗を作ってみた

キッズスペースを作ってみたい!と思うようになり、店舗用賃貸物件をアットホームで探し始めました。

いろいろなサービスで検索してみたのですが、店舗賃貸用物件の掲載数はアットホームが圧倒的です。アプリをインストールし希望条件を登録しておけば新着情報も受け取れますので非常に便利です。

探し始めて4カ月近く経った頃、自宅から徒歩10分の場所に約65平米の物件が貸し出されました。新着情報を受け取った直後に不動産屋さんに連絡し、数日中に仮申し込みをし、いろいろ検討し賃貸契約を結ぶこととなります。

この時、僕は本業が別にありました。正直なところ、本業を捨ててキッズスペースの運営に全精力を注いでも、このタイミングでは失敗するだろうと考えていました。店舗経営の経験はありませんでしたし、店舗スタッフの経験も、大学時代のスターバックスコーヒーラウンドワン、居酒屋の店員くらいしかありませんでした。

本業をしっかりと継続する傍ら、この店舗では週2日(水曜日と、土・日曜日のどちらか)での営業を開始しました。週2日のみ営業でしたが、家庭では準備できない大量のプラレールや車両、トミカ、レゴ、ニューブロック、おままごとセット、絵本、手押しの電車トイなどのおもちゃを準備し、また、こども用便座、こどもサイズの机や椅子、授乳スペース、持ち込んだお弁当を食べる場所なども準備し、こどもたちが自由に遊べる空間を提供しました。

※あそびスペースの様子

※ご飯を食べるスペースの様子

大宮駅から徒歩30分(もしくは、バス10分+徒歩3分)、駐車場1台のみ、看板等の屋外広告設備なし、宣伝はfacebookの広告といこーよのみでしたが、多い日には12家族、約30名が来られる事もある状況でした。

この店舗は、45平米のあそびスペースと、15平米くらいのご飯を食べるスペースに分かれていました。混雑時はあそびスペースで同時に20名が遊んでおり、つまり約2平米に1人。45平米の場所では、面積的な限界にすぐ到達することを把握しました。

この店舗で見えてきたこと

この店舗は、2017年7月頃から2017年12月まで継続しました。9月からは僕の運営スタイルを変え、こども達と一緒にあそぶようにしました。10月、11月と来店者数は増え、12月はリピーターさんもかなり多く、クリスマス会や誕生日会などの貸切利用の需要も大きく、こども達を対象にしたコンセプトは合っていたと感じました。

逆に保護者の満足度は、正直なところ高くはなかったと思います。

こども達と遊ぶのが好きで、そこも込みで来店された場合はある程度満足いただいたかと思います。自身のお子さんだけでなく、居合わせたこども達とも一緒に遊んでいる保護者の方もいらっしゃったほどです。

反面、こども達が遊んでいる間に、少しこども達と離れて、他のことをしている保護者の方も多くいらっしゃいました。雑誌を読んだり、コーヒー飲んだり、友人とおしゃべりしたり、僕とおしゃべりしたり、何か作業したり、趣味をしたり、パソコンやiPadで仕事したり(背面に会社名の入ったラベルが貼ってあったので、たぶん仕事かと。)、生協のカタログ見て注文を考えたり、本読んだり、資格の勉強したり、インターネットで検索したり、ゲームしたり、昼寝したり、何もせずにぼーっとしたり。

子育て放棄とかそういうレベルの話しでは全くなくて、日常生活で常にこどもと接しざるを得ない状況だと、たまに気持ちを少し離して別のことをしたいと思うことはあると思います。僕は平日の日中は仕事で家を空けますので、専業で子育てをされている方とは状況は大きく違いますが、申し訳ないと思いつつそんな僕でもそう思うこともあります。

この店舗では「保護者も自由に過ごせる」という観点で準備した設備はほとんどありませんでしたので、上のようにいろいろに過ごされてはいましたが、過ごしにくかったのではないかと思います。

こうして見えてきた需要・要望は、2018年6月に開業する新しい店舗にて出来る限り実現します。

閉店という選択

この店舗は、2017年12月末を持って閉店しました。

店舗の広さは変えられませんので、集客が成功すればするほど「狭い」という苦情が出ることは目に見えていますし、保護者も自由に過ごすための設備を準備する場所も取れません。そもそも月極駐車場や時間貸し駐車場が周囲に少ないエリアで、近隣駐車場を確保できても計2~3台が限度。それ以上は徒歩5分以上の場所になってしまい、天気の悪い日は特に満足度を上げられない状況になります。

立地等が起因であれば、移転以外に解決する道はありませんでした。

開業店舗について

店舗の閉店後、2018年5月のオープンを目標に出店場所を探し始めました。ここのところの経緯は別に書こうと思いますが、紆余曲折あって以下の場所に出店することとなりました。

住所

〒 338‐0001
さいたま市中央区上落合8丁目3-26 プルメリア大宮106

シェアキッズスペース あそびラボ
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アクセス

大宮駅の西口を出て、徒歩10分程度です。

※当時、島忠は工事中だったんですね。この工事の影響で床下浸水したこともあり(笑)、懐かしいです。

コンセプト

あそびも、仕事も、趣味もできるキッズスペースをコンセプトに、こども達も保護者も自由に過ごせる場所を提供できる店舗を目指して準備しています。

あそびラボはこんな場所!

約85平米(約45畳)のキッズスペース(一部ワークスペース)と、約16平米(約9畳)のワークスペースがあります。

中山道沿いのビル1階で、前面はガラス張りです。

ワークスペースを併設します。こども達があそびに夢中になっている間、フリーランスやリモートワークができる方は、お仕事をしても構いません。副業や趣味ももちろんOK!読書や資格の勉強、起業のご準備なども行えるかと思います。(僕も独立・起業の経験がありますので、ご興味ある方にはお話しできます。)

こども達が遊んでいる間、ご友人とおしゃべりしたり、簡易的ですが飲み物やお菓子も準備します。こども達がいることを前提にしていますので、周りを必要以上に気遣うことなく、気兼ねなく過ごすことができます。

もしかしたら、気持ちの面でこども達と少しだけ距離を置きたい時もあると思います。ほっと一息いれて、落ち着ける場所。ソファーに座って1人でぼーっとする時間も、きっと子育てでは必要です。「なにもしないをする」そんなこともできる場所にしたいと思っています。

このワークスペースは、イベント等でも利用可能です。保護者向けのイベント、お子さま向けのイベントでお使いください。イベントを実施されたい方はこちらからご連絡ください!

あそびラボのおもちゃ

プラレール(コンテナ5箱分のレール、50編成の車両など)、トミカ、ニューブロック、レゴ、手押しの電車おもちゃ、サウンドトレイン、おままごと道具、キッチン、お世話人形(レミン&ソラン)、キッズコスチューム、キッズテント、知育玩具、キャラクター玩具、0~1歳児向け玩具、絵本、その他

ワークスペースの設備

机(2人掛け)、大きめテーブル(6人掛け)、会議用テーブル(4台)、椅子、ソファー、電源利用OK、フリーWiFi、プリンター(業務用の物)、プロジェクター、ラミネーター(こども達の絵をラミネートできます)、ラベルライター、共有パソコン、冷蔵庫、電子レンジ、トースター(プラ板でキーホルダー作りなどできます)、ホワイトボード、おむつ替え台、授乳スペース、広めのトイレ、雑誌類、コーヒーや紅茶、お菓子類、その他

※当時のおもちゃ、当時の設備です。今はだいぶ変わっています。

まとめ

思いやこれまでの経緯を書いてきました。企業が準備している店舗とは大きく異なり、個人が勢いあまってお店を開いたというレベルです。店舗運営についても素人に毛が生えた程度。至らない点も多々あると思いますので、ぜひストレートにご意見をお聞かせください。できる限り対応します。

こども達も、保護者の方も過ごしやすい空間にしたいと思います。ぜひ一緒に「あそびラボ」を作ってください!

2018年5月28日 片寄貴之